築100周年記念講演会「椿寿荘を語る」が開かれました
椿寿荘築100周年記念事業のメインイベントの一つである講演会「椿寿荘を語る」が、10月7日(日)に開かれました。
初代松井角右衛門から繋がる松井建設の社寺建築部部長の熊倉慎一様をお迎えして、椿寿荘の特徴や木造建築のよさなどについて、およそ1時間半にわたりお話いただきました。
松井家に残る、田巻家にかかわる古文書が紹介されました。大正3年から7年にかけて工事が行われた際の図面等です。
椿寿荘の屋根裏のつくりやふすまの溝などにも特徴があるとのお話でした。
社寺建築の専門家のお話が聞けるとあって建築関係の方々や関心のある一般の方々が大勢集まり、耳を傾けていました。
木造建築の耐久性にも触れ、水、空気、温度に注意すること、特に雨漏り、通気、シロアリに気を付けることが大切とのことでした。
最後に、大学の研究論文に基づき、木造建築を長年維持すれば、建築に用いる材木を伐採したのち再植林することで、炭素の放出よりも吸収のほうが大きくなり、環境にやさしい建物であることを強調され講演を閉じました。
ご多用の中、ご講演いただきました熊倉様および松井建設関係者の皆様、そして熱心にご講話をお聴きくださいました参会者の皆様、大変ありがとうございました。
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